実家で僕の作品?となる接木をおこなってきました
ブログ、サボっててすいません
接木用植物
花期
ブルーデイジー 5月 ~ 9月
ユリオプスデイジー 11月 ~ 5月
ガザニア 5月 ~ 9月
マーガレット 3月 ~ 6月
この四種類の植物をそれぞれ台木にして4種類3パターンのやり方で接木をおこないました
この四種類はキク科、多年草植物の中でも宿根草植物ではないので
常に葉がある状態で毎年花をつけ今回の目的”一年中花が咲く植物”の達成にはもってこいかと思い選びました
なかなかない、冬に花を咲かせる植物、ユリオプスデイジーが東京の市場ではまだ出てなかったので(大体秋から出回ります)
実家にある去年の残り物を使わせてもらいました、残りのガザニア、マーガレット残り物です
ブルーデイジーに関しては挿し木にして増やしているもの使わせてもらいました
キク科植物に限定したのは同種の植物のほうが接ぎやすいのではないかと思ったからです、今後色々考えてみる予定です
接木のやり方
ホームセンターなどで売っている植物の野菜などの根元辺りにゴムのような素材で出来たチューブ状のモノが残っていたら接木植物です
今回はそのチューブでの接木とあわせて、本来、木の接木時によく使われるセルパラテープも同時に使ってみます
これは3倍ほど伸び縮みがきき自由に形に合わせて張り付くので接木面を覆うにはもってこいな素材ではないかと思いました
反面通気性が良く中に湿気を保ちにくいので接木直後の植物にはダメージになってしまう事も考えられます
あと植物の葉はどのくらい接ぐ事に影響を与えるかという事も考えて葉を半分にしたものも接木に入れました
接木用セラミックピン
画像下
接ぎ木用チューブ
画像右
接木用テープ、チューブ使用
葉アリ チューブ、テープ
①~④
葉アリ テープ
⑤~⑧
葉半分 テープ
⑨~⑫
接木後
アリストテレスの時代から接木をおこなっていたという情報もあるので日常的な環境下でも条件が整えば植物の接木は可能だと思うのですが
基本的には木などの植物以外は接木したまま外においておくと接ぐ確立が大きく下がってしまいます
基本的には木などの植物以外は接木したまま外においておくと接ぐ確立が大きく下がってしまいます
なので今回は実家にある湿度100%で温度を一定に保ち人工照明で光合成をさせる発芽室に入れておきます
ナスであれば5日ほどで接合部がつながり外に出せる状態になります
今回は様々な植物を同時に何箇所も接いでるので2~3週間、発芽室に入れておいてみます
画像上 発芽室
いまのところの反省点
セルパラテープ使用について
結合部を締め付けて接着面が安定すればしっかり接ぎやすくなるかなと考えたのですが通気性が良く、あまり内部に湿気を保ちにくい素材のようなので、切断面から水気が逃げて植物が枯れる可能性があるかもしれません
接ぐ植物の関係性
接ぎやすい植物としては茎が柔らかい植物同士が接合し易いと聞いたのですが、植物を限定してしまったのでユリオプスデイジー、マーガレットと茎の硬い植物を接ぐことになってしまいました、ブルーデイジーも大分硬かったです
今後
多年草植物の中でも常に葉っぱがある植物と宿根草の植物を接いだらどうなるか試してみてみます
少し調べていたら今の学説では接木が植物の遺伝配列に影響をあたえる接木雑種?という説と根から与えられる栄養素によって上の植物自体にも影響を与える栄養雑種という二つの説があるそうです
接木雑種説は多くの学者によって否定されてきたのですが、もしかしたら接木が植物に大きな影響を与えることもあるかもしれません
そこらへんももう少し調べてみます
関係ないけど地元の空です、雲の物質間がすごい
どうなるか気になるので、近々途中経過をアップしてみて下さい。
返信削除日本には四季があるので、四季によって色や形を変える花とかできたらいいですね。接木には水分確保など、環境的に難しそうなところもありそうですが、こういった作業は東京でもできるんでしょうか?
返信削除Makeという雑誌の二号に、接木と受粉のことが載っていました。ご参考までに…
http://www.amazon.co.jp/Make-Technology-Your-Time-02/dp/4873113180/ref=sr_1_9?ie=UTF8&s=books&qid=1251045644&sr=1-9