このブログへの投稿/アップロードについて(コメントは誰でも、投稿は受講者+スタッフのみ)
コメント/投稿/ラベルについて(基本事項)投稿時間の設定(下書き/予定など)プログラム(ソースコード)を投稿する際の注意点Processingのプログラム(Applet)を表示する方法
ArduinoやProcessingについては「建築発明工作ゼミ2008」の方にまとめてあります。
秋葉原の電子工作マップ、Arduino販売店についてはこちら。 :

2009年6月20日土曜日

音響比較栽培


ピンチです!!
青唐辛子が病気になってしまいました。。。

おそらく病名は「うどんこ病」です。
葉っぱの裏が白く粉をふいたようになって、
葉っぱが内側にくるんと丸くくるまってしまいました。

しかたなく農薬を少量散布し、現在闘病中です><







比較栽培については4つのパターンの音響
を聴かせて、その変化を見る計画でしたが、
まず音響にさらしておく環境作りが必要と考えプランを練り直しました。

<現状の問題点>
 4つの音響の差異をはっきりと区別させなければならない。現状、夜30分ずつスピーカーの前に置いて聴かせているだけ。音量、時間ともに不足のような気がする。4つの音響の差異以外は条件は同じであるから、差異ははっきりとさせるべき。

音響に少しでも長くさらしておける環境作りが必要!

防音BOXを制作することにする。
青唐辛子ではそのサイズの防音BOXは現実制作不可能。(サイズが大きすぎで重量がかさむ)

★プランを変更★
規模を縮小し、小型の防音BOXでも対応でき、音響に敏感な植物をチョイス

↓ 悩みに悩んだ末。。。

多肉植物 ベンケイソウ科 セダム属 
CRASSULACEAE SEDUM に決定!!


今、防音屋さん
に W : 10cm D : 10cm H:20cmの防音BOXを制作依頼中です。

日中は箱から出し、日照に当てる。
夜間はこのBOXに入っていただき、たっぷりと音響を浴びていただく予定です。








他の植物たちのその後。。

ゴーヤ♪

花をつけました〜。
実は伸びていったツルがまきつくところがなく、自分の体に巻き付いていたのを、整備してあげた直後でした。
苦しそうにツルに絡まっていたのをキレイにとって、ツルを誘導してあげたら、いきなりポンを花をさかせました^^



サツマイモですー。
こいつがいちばん元気です。
あふれんばかりに葉っぱが成長しました☆







「ペパーミント」「レモンバーム」「バジル」
この子たちもものすごい勢いで生長しています。
フレッシュハーブティーにして美味しくいただきました。

「比較栽培」に利用できそうなセンサや部品について

以下は植物の比較栽培に利用できそうなセンサや部品類のリストです。その他、利用できそうな部品類があれば投稿/コメントして下さい。随時、追加していきます。

温度センサ
一定時間の温度変化、また複数用いて場所ごとの温度差の計測など
LM60BIZniwaさんのサンプル
LM35DZpolanetさんのサンプル

湿度センサ
温度センサ同様、それぞれの湿度計測など
HSM20G
SHT15搭載温度湿度センサモジュール
HS-15P(交流用)

ガスセンサ
ガスなどのにおいを検知する
においセンサ
アルコールセンサ

光センサ
明るさ(照度)の計測
照度センサ(フォトトランジスタ)使用例
フォトICダイオード
CDSセル建築発明工作ゼミの使用例

色センサ
植物の各部位の色測定など
デジタルカラーセンサ建築発明工作ゼミのサンプル
・Webカメラで色認識(建築発明工作ゼミのサンプル

距離センサ
成長変化する植物の部位までの距離測定など
GP2Y0A21YK建築発明工作ゼミのサンプル
Parallax超音波レンジファインダー建築発明工作ゼミのサンプル
Maxbotix LV-EZ1

定点観測(Webカメラ)

・一定時間あるいは定刻に撮影/連続撮影(建築発明工作ゼミのサンプル
・形態変化の差、色変化の差などの記録/分析(建築発明工作ゼミのサンプル

発光部品類
マトリクスLED建築発明工作のサンプル
冷陰極管(液晶ディスプレイ用の細い蛍光灯)
EL発光シート(自由に切断・曲げ加工できる発光シート)

熱関係
各種加熱装置/部品(ニクロム線など)
フィルムヒーター(発熱)
ペルチェ素子(冷却)

発電
太陽電池モジュール

交流電源のスイッチング
交流AC100Vの機器類(一般電球、ポンプ、ヒーターなど)の電源のオン/オフ切替や調節
ソリッドステートリレー(20A)
トライアック万能調光器(20A

2009年6月19日金曜日

定点観測

定点観測の状況をお知らせいたします。

観測対象:ナス
植えた日:5月16日
購入場所:ロイヤルホームセンター宮崎台店
比較内容:
 Type-A 常に潤沢に水を与える
 Type-B 枯れない程度の水やり(表面の土が乾ききったあと、ぬれる程度に水を与える。)


5月28日 TYPE-A


6月12日 TYPE-A



5月28日 Type-B


6月12日 Type-B



6/20 今日の様子 右:Type-A 左:Type-B (webCAMで撮影)

我が家のゴーヤ:すくすくと成長しています。最近花がつき始めました。まだ小さいですね。

現在、温度の測定ログと、写真によるログを実施しています。本当は、湿度も測定して自動的にログを取りたかったのですが、Arduinoで計測することが難しく現在保留中です。

最近Type-Aの方が大きく成長しています。目でわかる位の差がここ数日でつき始めました。ですが、なんと、アブラムシがたくさんついていてちょっと病気気味です。葉の色が茶色くなり元気がありません。アブラムシを除去するスプレーを掛けることにします。

花がいくつか咲き始めましたが、まだ実はつきません。想定していたよりも、幹が細く、あまり大きく育ちそうもありません。そろそろ剪定を考えています。

今後の展開(どこまでできるかは分かりませんが…)
1)webカメラの設置
⇒固定冶具の作成

2)明るさ計測
⇒CdSセルのよる計測 Arduinoのアナログin

3)無線で計測。
⇒Xbeeシールドによる無線化の方法を検討

4)自動水やりのシステムを構築する。
⇒水汲み上げポンプシステム(市販ポンプ+SSRによるスイッチング制御)
⇒乾き具合の判定方法の検討(土の色による画像判定、土の濡れ判定、乾燥具合による静電容量の変化を読み取る?)

5)webサーバへ自動UPシステム
⇒イーサネットシールドによるwebアクセスの方法を検討
⇒サーバ構築の勉強

6)Arduino直付け外部メディアで記録
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=161

7)できれば、ソーラー発電を利用して動作させる。

これらのデータ同士が何らかの相関があることを調べて行きたいと思っています。
毎日のデータを収集し、グラフ化していき、変化を感じられるようにしていきたいと思います。

ガラス瓶の中の生態系 定点観測(1)

 ひと月ほど前に、ガラス瓶の中に小さな生態系を作りました。それぞれ、若干環境を変えてあります。環境の内約は以下を参照してください。
 目的は、生態系の変動するデータの収集、バランス観測および研究です。ガラスで密閉されている環境内は物質の出入りがなく、生態系のバランス移行はすべて、最初に設定したガラス内の物質と生物、そして変化する日光と温度に依存します。
  例えば、エコノートであるヤマトヌマエビが死ねば、排出するCO2が少なくなって植物の光合成が弱まり、酸素が減ります。それによって、ガラス内の全ての 生物が死んでしまうかもしれません。しかしそれは逆に、初期設定した環境に適応できなかった生物の淘汰によって環境がバランスを取り戻すことを示すのであ るかもしれません。
 目で観ているだけでも楽しめますが、目では見えないデータを収集するために、Arduinoとセンサを使用します。












参考
Make: Technology on Your Time Volume 04
MAKE: Japan: Biology Archives


【初期設定(環境データ)】5月5日

共通項目

 1.脱塩素済みのバクテリア入り水1リットル
 2.水生植物 数種
 3.川砂利 数個
 4.アサリの貝殻 数個
 5.流木、もしくはプラスチックのオブジェ

環境1

  設置場所   家の東側の窓際
  底泥     多摩川の汽水域で採取した泥
  エビ     ヤマトヌマエビ(エコノート)1匹
  ヨコエビ  (数ミリの小型甲殻類)8匹
  巻貝     4匹

環境2

  設置場所   室内の光のあたらない暗箱内(LEDライトを 赤9 : 青1の割合で一日16時間照射)
  底泥     千葉県印幡沼付近の水田で採取した泥
  エビ     ヤマトヌマエビ(エコノート)1匹
  ヨコエビ  (数ミリの小型甲殻類)8匹
  巻貝     4匹

環境3

  設置場所   家の東側の窓際
  底泥     ヨコエビ生息地のライブサンド
  エビ     ヤマトヌマエビ(エコノート)1匹
  ヨコエビ  (数ミリの小型甲殻類)8匹
  巻貝     4匹

環境4

  設置場所   家の東側の窓際
  底泥     多摩川の汽水域で採取した泥 ヨコエビ生息地のライブサンド
  エビ     ヤマトヌマエビ1匹 ミナミヌマエビ1匹
  ヨコエビ  (数ミリの小型甲殻類)16匹
  巻貝     6匹

 環境1と環境2では、唯一の外部要素である光に焦点をあてて観測します。日光と比較して、LEDライトによる光合成では生態系は維持できるのか。途中でLEDの色や配分、照度を変えてみたり。
 環境3では、底泥のかわりにヨコエビの生息地であった砂を使用します。見た目では微生物が底泥よりも少なそうなので(完全に主観)最もわかりにくい微生物の作用がどれほどであるのかを他の環境と比較します。
 環境4では、本来よりもあえて生物の数を2倍にして、過度の密集した生物バランスでなにが起きるのか観測します。


収集したいデータの種類

 水中のPh値
 気温
 水温
 酸素(できれば水中)
 二酸化炭素
 瓶内の湿度
 瓶内の光の照度


【途中経過報告】6月20日

環境1














日光のあたる時間帯は酸素が水草の葉から泡となって吹き出しています。










巻貝は現時点で4匹とも生存確認。










浮草が枯れて来ています。












環境2
設置した環境の中で、水草や苔の繁殖が進んでいる。
エコノートであるエビが死んでしまったので、LEDによる光合成はまだ開始していません。












写真ではわかりにくいですが、ガラス瓶の表面は苔の色でうっすら緑色をしています。













これもわかりにくいですが、設置した4つの環境のなかで唯一ヨコエビの姿が確認できました。写真中央ちょっと左、ちょっとしたあたりのしろい粒みたいのが
ヨコエビです。








浮草はやはり枯れて来ている。酸素の泡がみえるので、光合成はまだしている。











環境3
生物密度はおそらく最も低い。













巻貝は現時点で3匹確認。もう1匹は未確認。























環境4
生物密度が最も高い。













巻貝は現時点で5匹確認。もう1匹は、未確認。










浮草はやはり一部枯れている。












 五日目に環境1と環境2、環境4のヤマトヌマエビが1匹死亡し、七日目に環境3と環境4のヤマトヌマエビが死亡しました。計測装置を設置する前に全滅してしまったので目測による考えしかできませんが、直射日光による水温の上昇が原因であると思われます。水温計は昼間で30℃を上下していました。ヤマトヌマエビに適している水温は21℃〜27℃です。
 その後、環境2の巻貝が1匹死亡し、微生物によるエビと巻貝の分解が始まったようです。ヤマトヌマエビは1週間後には身体がバラバラになり、殻をのこして底泥に消えました。巻貝は身体から妙な植物が生えだし、2週間後には殻ごと底泥に消えてしまいました。どうも、環境2の微生物およびバクテリアの力が強すぎる気がします。現時点で、ヤマトヌマエビと巻貝の姿が確認できないのはこの環境だけです。ガラス瓶内の生物が多ければ酸素の消費量も増えますが、排出されるCO2を吸収する植物の量はどの瓶でも変らないため、酸素消費量の一番おおいエビと巻貝が姿を消してゆきます。
 全体的に、水草の量が増えています。しかし、CO2を排出する生物が減っている為、浮き草、水草には茶色に変色している部分がかなりみうけられます。あと、初期に設置した生物の密度がどの瓶も高すぎたようです。浮き草と水草はもっと少なくてよいし、微生物を含む底泥はもう少し量を減らすべきでした。それに、計測できていないPh値が気になります。


【今後の予定】

 現時点でのデータを利用し、もっと生物密度を低くしてもう一度環境を設置しなおします。現時点で用意できるセンサは光、気温、水温程度ですが、なるべく早めに設置して観測を再開します。
 暗箱も設置してLEDのみの環境も作成したいと思います。

データに関して

 とりつけたセンサを、Arduino のEthernetShildを用いてwebサーバにアップ後、同じくアップしたprocessingスケッチによりデータを取得、視覚化を行います。webブラウザからアクセスできる環境視覚化アプリ作成を予定しています。



植物・農業・エレクトロニクス・音楽...。実験とプロジェクトのblog。
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2009年6月16日火曜日

温度センサー LM60BIZ版

内容はかぶってしまいますが、違う温度センサーを使って温度を測定してみました。
このセンサーは、-40℃~+125℃の範囲で測定できます。氷点下の温度が測りたい人にはいいかもしれません。

national Semiconductor製 LM60BIZ(TO-92) 温度センサー
+6.25mV/℃ 1℃温度が上がると、6.25mVずつ増加
0℃のとき、424mV流れる
ex)25℃ のときは、424+25×6.25≒580mV

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02490/

プログラムの流れは
1)変数を用意
2)アナログ入力値を読み取る
3)読み取ったアナログ入力値を0.1秒×10 回読み取り、加算する
4)10回加算したアナログ値を10で割り、平均の入力値を出す。
5)mapをつかって、0から1023の入力値を電圧値である0~5000へリマッピングする
6)温度を計算するために、入力値-424(mV) を6.25で割る。
7)シリアルモニタへ出力
8)変数をすべてリセット
です。

センサーとArduinoの接続は、前出のpolanetさんと同じです。
http://ken-nou-kou.blogspot.com/2009/06/blog-post_14.html

//-------------Arduino code--------------------
long val = 0;//センサーからの入力値の変数 (なぜかintだと上手くいかず。longにした)
long val_2 = 0;//入力値を一時的に足す変数
float ave_val = 0;//入力値の平均用変数
float re_volt = 0;//リマッピング用変数
float temp = 0;//温度変数

void setup(){
  Serial.begin(9600); // シリアルポートを9600bpsで開く
}

void loop(){
  for (int i=0; i < 10; i++){
   val = analogRead(0);//アナログ入力ピン0番の値
  val_2 += val; //入力値を足していく
  delay(100);//0.1秒ごとに測定
  }
  ave_val = val_2*0.1;
  re_volt = map(ave_val,0,1023,0,5000);//10ビットの入力値を0~5000mvへリマッピング
  temp = (re_volt-424)/6.25;//電圧から温度に変換

  Serial.print("temp.");//シリアルモニタに"temp."文字を送る
  Serial.println(temp);//シリアルモニタに温度を送る
  //それぞれの変数をリセット
  val = 0;
  val_2 = 0;
  ave_val = 0;
  temp = 0;
  re_volt = 0;
}

2009年6月14日日曜日

温度センサ LM35DZ

LM35DZ
温度センサのLM35DZとArduinoで温度測定をしてみました。
ほとんど参考のリンク先からの引用です。詳しく記載されています。
































参考
エレキジャック フィジカル・コンピューティング 連載(22)Arduinoで何でも制御
エレキジャック フィジカル・コンピューティング 連載(23)Arduinoで何でも制御

材料
温度センサ LM35DZ
最高/最低機能付 小型温度計モジュール


回路図

GNDをマイナス電源に接続し、V+にプラスの電源を接続すると、真中のVoutに温度に応じた出力電圧が得られます。
0℃で0Vとして10mV/℃と、1℃当たり10mVの出力が得られます。25℃の場合、250mVの出力が得られます。
(参考リンク先からの引用)


今回、基準電圧として5VをV+に入力します。温度に対してVoutピンから検出できる値は0〜1023なので、温度換算の計算式は以下のようになります。

 xV : 取得した電圧値
 aVal : 取得したアナログ値(0〜1023)

とすると、

 xV : 5V = aVal : 1024

となり、

 xV = ( 5V × aVal ) / 1024

例)取得したアナログ値が 50 の場合、

 xV = ( 5 × 50 ) / 1024
 xV = 0.2441...

つまり、取得した電圧は約244mV なので、温度は24.4℃となります。


Arduinoスケッチ


/* 
1秒ごとに摂氏温度を計測
10秒ごとに平均摂氏、最大摂氏温度、最小摂氏温度を
シリアルモニタに出力
*/
// DateTimeライブラリをインポート
#include <DateTime.h>
// プログラム開始日付時刻
int year = 2009; // 年
int month = 6; // 月
int day = 14; // 日
int hour = 18; // 時
int minute = 3; // 分
int second = 0; // 秒
int A_inPin = 0; // アナログ入力ピン番号
int A_val; // アナログ入力値(0〜1023)
int outputTerm = 10; // 計測結果出力ターム(10秒ごとに平均摂氏値を出力する)
float v = 5; // 基準電圧値( V )
float tempC = 0; // 摂氏値( ℃ )
float tempCPlus = 0; // 10秒ごとの合計摂氏値( ℃ )
float maxTempC = 0; // 10秒ごとの最大摂氏( ℃ )
float minTempC = 0; // 10秒ごとの最小摂氏( ℃ )
voidsetup(){
// シリアル通信速度
Serial.begin(9600);
// DateTime ライブラリの makeTime() メソッドで日付時刻作成
time_t prevtime = DateTime.makeTime(second, minute, hour, day, month, year);
// DateTime ライブラリの sync() メソッドで初期設定(日付時刻設定)
DateTime.sync(prevtime);
}
void loop(){
// 1秒に一回、10秒間分温度計測
for (int i = 0; i < outputTerm; i++ ) {
// アナログピンから計測値を取得(0〜1023)
A_val = analogRead( A_inPin );
// 摂氏に換算
tempC = ((v * A_val) / 1024) * 100;
// 現for文ループ内で使わなくなった変数は解放
A_val = 0;
// 平均値を取得するために1秒ごとの値を10秒分合計しておく
tempCPlus += tempC;
// 1秒過去の最大摂氏値と現在の摂氏値を比較
// 大きい方を格納

maxTempC = max( maxTempC, tempC );
// 1秒過去の最小摂氏値と現在の摂氏値を比較
// for文1ループ目のみ、現在の摂氏値を格納
if (i == 0) minTempC = tempC;// 小さい方を格納
minTempC = min( minTempC, tempC );
// 現for文ループ内で使わなくなった変数は解放
tempC = 0;
// 1秒間ストップ
delay(1000);
}
// 10秒間の平均摂氏値
tempC = tempCPlus / outputTerm;
// 日付時刻更新
DateTime.available();
// シリアルモニタに出力
// 日付時刻
Serial.print(DateTime.Year+1900,DEC);
Serial.print("/");
Serial.print(DateTime.Month,DEC);
Serial.print("/");
Serial.print(DateTime.Day,DEC);
Serial.print(" ");
Serial.print(DateTime.Hour,DEC);
Serial.print(":");
Serial.print(DateTime.Minute,DEC);
Serial.print(":");
Serial.print(DateTime.Second,DEC);
// 10秒間の平均摂氏値
Serial.print(" Temp / ");
Serial.print( outputTerm );
Serial.print("sec | Average : ");
Serial.print( tempC );
Serial.print(", ");
// 10秒ごとの最大摂氏値
Serial.print("Max : ");
Serial.print( maxTempC );
Serial.print(", ");
// 10秒ごとの最小摂氏値
Serial.print("Min : ");
Serial.println( minTempC );
// 次loop()ループの計測に影響を及ぼさないように変数の値を0に戻す
tempCPlus = 0;
maxTempC = 0;
minTempC = 0;
}


やたらと長くなってしまいましたが、やっていることはシンプルです。

まず、setup()関数内で、DateTimeライブラリで、プログラムを開始する日付時刻をセットします。
その後はひたすらloop()関数内を繰り返します。
loop()関数がひとまわりする間に、
1秒間に一回温度を計測し、それを10秒間繰り返します。
摂氏温度を10秒分合計し、それを10で割って平均摂氏温度を取得します。ついでにその10秒間の最大摂氏・最小摂氏も取得します。
ArduinoIDEのシリアルモニタで結果を出力します。10秒ごとに計測した日付時刻、平均摂氏温度、最大摂氏温度、最小摂氏温度が表示されます。

なぜ10秒間分の平均値をわざわざだしているのかというと、計測温度の精度をなるべく高めるためです。


実験してみました。
本当に的確な温度を計測できているのかを確認するために、秋月で購入した
最高/最低機能付 小型温度計モジュールと比べてみます。










左がLM35DZ、右がデジタル温度計の温度検出部です。
温めたお湯に同時にいれて、計測温度を比較してみます。










微妙に誤差があります。
LM35DZも個体差があるらしく、二つのLM35DZで計測しても誤差がでるそうなのでこれくらいは許容範囲です。






















追記
スケッチの先頭にあるDateTimeライブラリは標準でArduinoIDEにインストールされていないので、上記のスケッチをコピーして実行しようとするとエラーになります。
以下のリンクからDateTimeライブラリをダウンロードして解凍し、指定のディレクトリ内に配置しなければなりません。

こちらからダウンロード

ダウンロードして解凍したら、DateTimeというフォルダができます。
その中のDateTimeフォルダとDateTimeStringsフォルダをすでにインストールしてあるArduino内の以下のディレクトリにコピーします。

コピー先ディレクトリ
arduino-0016/hardware/libraries/

以上で、DateTimeライブラリとDateTimeStringsライブラリが使えるようになります。


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Processingのプログラムをブログ上で表示する方法

Processingでプログラムした内容をWeb上で表示する際の出力方法(applet)があります。
Processingのメニューバー「File>Export Applet」を選択するとそのプログラムのスケッチフォルダ内に「applet」というフォルダが出来上がり、その中に「.jar」、「.java」、「.pde」「index.html」、「loading.gif」という最低でも5つのファイルが出来上がります。通常のWebサイトに表示するには、これら全てをサーバへアップロードすればいいのですが、このブログ(blogger)では「.jar」ファイルがアップロードできないため、少し工夫が必要となります。

以下は、「freehand」(建築発明工作ゼミより)というファイル名のProcessingのプログラムをappletで出力し、できあがった「freehand.jar」ファイルだけを用いてこのブログに表示させる方法です。この場合、appletフォルダ内には「freehand.jar」、「freehand.java」、「freehand.pde」「index.html」、「loading.gif」の5つのファイルが含まれています。

・無料ホームページなどを利用してアップロード可能なサーバを用意。
 (今回の場合、FC2無料ホームページを利用:http://web.fc2.com
・そのサーバへ「freehand.jar」ファイルだけアップロードする。
 (アップロードファイルのパス:http://kousakudata.web.fc2.com/freehand/freehand.jar)
・アップロード先のパスをメモしておく。
・ブログの投稿欄に、以下のように
  width:画面幅(プログラム内の画面サイズ、今回の場合:400)
  height:画面高さ(プログラム内の画面サイズ、今回の場合:300)
  code:ファイル名
  archive:ファイルのパス
 を指定して記入する。
 codeは「.java」ファイル内のjavaのクラス名(Processingで保存した際のファイル名と同じ)。
 archiveは、「.jar」ファイルのアップロード先のパスです。
 以下がブログ投稿欄へ記入する内容です。

<applet width="400" height="300" code="freehand" archive="http://kousakudata.web.fc2.com/freehand/freehand.jar">
</applet>

あるいは、「.jar」を含むディレクトリをcodebaseとして追加し(↑より↓の方がいいみたいです:追記)、

<applet width="400" height="300" codebase="http://kousakudata.web.fc2.com/freehand" code="freehand" archive="freehand.jar">
</applet>

複数の「.jar」ファイルがある場合は「archive」の部分を「,」コンマで区切って、

archive="aaa.jar, bbb.jar, ccc.jar"

となります。


以下が表示例です。白い矩形内をマウスでドラッグすると手描きの線が描けるプログラムです。「e」キーを押すと白紙にもどります。






このプログラムのソース:

void setup(){
size(400,300); //画面サイズ幅400、高さ300
smooth(); //滑らかな描画(アンチエイリアス)
background(255); //背景色を255(白)に設定
}

void draw(){
//特になし
}

//マウスドラッグ中のプログラム
void mouseDragged(){
line(pmouseX,pmouseY,mouseX,mouseY); //線を描画
}

//キーが押された時のプログラム
void keyPressed(){
if(key=='e'){ //もしキーが「e」なら
background(255); //背景色を白で塗り直す
}
}

このプログラム自体の説明はこちら

尚、全てのコマンドやライブラリがapplet出力に対応しているとは限らないので、ProcessingのReference内の各コマンド(関数:例えばline()など)のページへ行って「Usage」欄をチェックして下さい。「Usage」に「Web & Application」と書かれてあれば、Web上でも独立したアプリケーションとしても出力可能ですが、「Application」だけであれば、Web用のappletとしては出力できません。

練習でつくってみたプログラムや、試しに書いてみたというようなプログラムでも構わないので、appletで出力してブログへアップしてみて下さい。

*